The Very Best Collection

庄野真代 The Very Best Collection歌詞
1.モンテカルロで乾杯

作詞:ちあき哲也
作曲:筒美京平

そして24時間 あの都会(まち)あとに
霧にしめった列車 ひとり降りた時
まさか待ってるなんて にくらしいひと
思いつめてる気持ち もろくターンさせるの

乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園
シルクハットを月に飛ばして 明日は明日よ
踊ってモンテカルロ 熱いタンゴで夜通し
割れてしまえ 地球なんか
恋は狂詩曲(ラプソディ)

あれた砂漠に似てる あの愛し方
軽い陽やけのいたみ 胸に残るだけ
何かぬけだすように ここまできたの
だけどひきかえすより 他にしかたなさそう

乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園
黄金の時計を過去にまわして 明日は明日よ
酔わせてモンテカルロ キスの嵐で夜通し
割けてしまえ 未来なんか
恋は狂詩曲(ラプソディ)

乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園
シルクハットを月に飛ばして 明日は明日よ
踊ってモンテカルロ 熱いタンゴで夜通し
地球なんか 未来なんか
恋は狂詩曲(ラプソディ)


2.想い出のラブ・ソングス

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

幕があがるまであと5分
いつもと同じ ドレスで唄うわ
昨日の町に 忘れたものは
ライラックの飾りと 昨日の涙

唄うのは Love song めぐる季節の中で
風も緑も 色を変えてゆくのに
私はいつも何か いい事待つだけで
おんなじ古い Love song かかえてた

何度目かの町で 恋をした
あなたはここへ 残れと言ってたけど
返事をする前に 旅立つ日がきて
私が選んだのは 歌だった

あなたへの Love song 風に消される前に
もう一度だけ ひきとめてくれたなら
口びるかみしめて 遠く地平線を
見つめることなど なかったはず

今は幸せよ 本当に
あなたのことが 思い出になるくらいね
このまま年老いても 悔いはないけど
まだ見てない夢が いっぱいあるの

遠い日の Love song ここでさよならしましょう
いつも心を 暖めてくれたけれど
これから行く町に ずっと探していた
明日を唄う Love song あるだろうか


3.飛んでイスタンブール

作詞:ちあき哲也
作曲:筒美京平

いつか忘れていった こんなジタンの空箱(からばこ)
ひねり捨てるだけで あきらめきれるひと
そうよ みんなと同じ ただのものめずらしさで
あの日しゃれたグラス 目の前にすべらせて
くれただけ…

おいでイスタンブール
うらまないのがルール
だから愛したことも
ひと踊り風の藻屑
飛んでイスタンブール
光る砂漠でロール
夜だけの パラダイス

胸にかすかにしみた 低い電話のさよなら
かすり傷のひとつ 残せもしないひと
そしてしょうこりもなく すぐにいたみもぼやけて
今日は今日の顔で 描(か)きあきためぐり逢い
描(えが)いてる…

おいでイスタンブール
人の気持はシュール
だからであったことも
蜃気楼 真昼の夢
好きよイスタンブール
どうせフェアリー・テール
夜だけの パラダイス

飛んでイスタンブール
光る砂漠でロール
夜だけの パラダイス


4.マスカレード

作詞:竜真知子
作曲:筒美京平

恋人に捨てられた あの娘はサロメの衣裳
悪い女に見られたくって裸足で踊るジルバ
近づく俺は今日も あわれなドン・キホーテ
真面目なのさと言えば言う程 笑い者なんだね

手持ちのカード 取り換えるように
別な誰かに なりすまし
うまくかわしなよ うまくかわしなよ
悲しみってやつは めざといからね

ああ南へ行こうよ 夢に見たエルパソ
国境越えれば 太陽のエルパソ
アディオス・アミーゴ・アディオス・お別れさ
男と女の マスカレード マスカレード

別れまぎわにあの娘が くれた魔よけの指輪
馬鹿だよこれを ひとにやるほど幸せじゃないくせに
涙で少し落ちた 心のメークアップ
泣けばいいのさ 俺の前なら 遠慮などいらない

悪い星の下 生まれた同士
別な誰かに なれるなら
うまくかわしなよ うまくかわしなよ
悲しみってやつは しぶといからね

ああ南へ行こうよ 憧れのエルパソ
涙も乾くさ 太陽のエルパソ
アディオス・アミーゴ・アディオス・お別れさ
男と女の マスカレード


5.ルフラン

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

何を探して ひとつずつ登るの
ふり返らずに 立ち止まらないで
私は歌を あなたは愛を道連れ
人生はまわる白いらせん階段

そしてルフラン
くり返す サンライズ
いつか テンション
ひとまわりして
ひとつ ルフラン
照らし出す ムーンライト
思い出に近づく事ができる

今日が終って 時が静かにかわる
過ぎた事など 海に投げ捨てて
また恋をして また傷ついてから
人は自分の道を 登り始める

そしてルフラン
くり返す サンライズ
いつか テンション
ひとまわりして
ひとつ ルフラン
照らし出す ムーンライト
思い出に近づく事ができる

明日こそはと 思いながら今日も
足音ばかり たどってる My song
どこまで続く いつまでしあわせなのか?
答は風の中 昨日も今日も明日も

そしてルフラン
くり返す サンライズ
いつか テンション
ひとまわりして
ひとつ ルフラン
照らし出す ムーンライト
思い出に近づく事ができる


6.Hey Lady 優しくなれるかい

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

Hey Lady Just a Lady
優しくなれるかい

男のロマン 女には
わかるはずなど ないけれど
いつか失くした ときめきを 教えてくれた人

あなたに逢えて よかったわ
めぐる季節を 追いかけてる
そんな時代は終ったの CATALOGUE 捨てて行く

Hey Lady Just a Lady
優しくなれるかい
あなたの声で 私 素顔に目覚めたの
I'm Lady It's only Lady
もう夢を とびこえたりしないわ

シートに地図を 広げたら
南へ進路を向けてみよう
風が変われば心まで 大きく動き出す

あかね色した 朝のハイウエイ
見なれた街が まぶしくなる
今は冷たいアスファルト 私の道になる

Hey Lady Just a Lady
優しくなれるかい
あなたの声が いつでも胸に聞こえるの
I'm Lady It's only Lady
もう夢を とびこえたりしないわ
Hey Lady Just a Lady
優しくなれるかい


7.ムーンライト・シティ・ウーマン

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

あんなに白く 月が光って
私の恋を 笑っている ah ha ha
心残りも 少しあるけど
のぼり疲れた 二人はもどれない

別れようって言ったのは あなたの方なのに
最後の言葉を 言いだしかねてるなんて

Moon Light City Woman そう私は
男のいいわけ できなくする

最初の時は わかっていたのよ
二人は恋にならないと ah ha ha
コートのえりを立てて 別れましょう
何げなさそうに 手を振る影ふたつ

夏の終りは うすむらさき色
月の光が レンガの坂をぬらして

後姿が とてもきれいね あなた
思い出ひとつ また増えたわ

灰色のシックな 街並に溶け込む
都会が似合う 女だって言うのね

Moon Light City Woman そう私は
Moon Light City Woman
Moon Light City Woman そう私は
Moon Light City Woman


8.ピエロのように

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

ぐるぐるまわっておどる
あなたのまわり
ほんの少しべにつけて
あなたのために

恋した夏の日には
風さえほほえむような
白いドレスで
ゆめみる顔して
ぐるぐるおどる ひとりおどる
まわるまわる おどって
ぐるぐるまわっておどる
ピエロのように

ぐるぐるまわっておどる
あなたのまわり
うでにかかえた花は
あなたのために

いつでも気づいたはずよ
私がそばにいたことは
それでもあなたは
知らん顔するのね
ぐるぐるおどる ひとりおどる
まわるまわる おどって

水玉もようの服は
私のなみだ
ぐるぐるまわっておどる
ピエロのように
ピエロのように


9.ジョーの肖像

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

春の日だまりの中に
年老いた男が一人
しわだらけの黒い指には
色あせた写真一枚
その昔俺はピアニスト
明けても暮れてもジャズばかり
ハートのある奴が大好きで
暮していたのは 唄歌いの女

何が変ったというじゃなし
誰が悪いわけじゃないさ
ポカポカ日ざしの中で
移り行く時の中で
誰かが俺を呼んでいる
オールド・ブラック・マン
オールド・ブラック・マン

もう20年前に
ジョージが戦争で死んだ
すぐ後に訳もないのに
お前が俺を残して天国へ行った
一人で一人でさみしいなんて
思ったことは一度もないぜ
もうすぐお前のもとへいくから
そんなに呼ばないでおくれ
せめて春が終るまで
せめて春が終るまで

何が変ったというじゃなし
誰が悪いわけじゃないさ
ポカポカ日ざしの中で
移り行く時の中で
誰かが俺を呼んでいる
オールド・ブラック・マン
オールド・ブラック・マン


10.シンガポール航海(マリーン)

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

送ってくれたのは
まだ愛してるから
それとも さよならを言うため
突然 車とめても
いいえ私 戻らない
10時発の
船にのるの

シンガポール航海(マリーン)
And マリーン in the dark
Darkest night
Darkest night 揺れて
一夜だけの恋に
この身こがして
シンガポール・ナイト
One ナイト

たどり着くところは
あなたの胸じゃない
ほんの少し寄り道したけど
銀のクロス割れても
いいえ私戻らない
灼けた肌を
ここで探す

シンガポール航海(マリーン)
And マリーン in the dark
Darkest night
Darkest night 揺れて
燃える瞳 胸に
あつく感じて
シンガポール・ナイト
One ナイト

シンガポール航海(マリーン)
And マリーン in the dark
Darkest night
Darkest night 揺れて
燃える瞳 胸に
あつく感じて
シンガポール・ナイト
One ナイト


11.輪舞(ワルツ)

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

電話もしないで
たずねて来たの
雨の中 アドレス握りしめて
ドアーを開けた時
すべて終った
今度も私
うぬぼれていたみたいね

背中まるめて
急いで歩けば
一目でふられた
女とわかるから
あなたのウソの
最後の仕上げに
ラストダンスを
二人 踊りましょう
踊りましょう
踊りましょう
ワルツに 今夜をまかせて
踊りましょう
踊りましょう
Bye bye by Waltz

少し未練を
残したままで
サヨナラするのも いいじゃないの
朝もや揺らして
街にとび出せば
やっぱり私
ひとりが似合っている

歩道のまんなか
気まぐれな風が
別れてきたねと
顔をのぞいていく
あなたの腕を
つかんで離せない
こんな気持を
抱えているよりも
踊りましょう
踊りましょう
ワルツに すべてをあずけて
踊りましょう
踊りましょう
Bye bye by Waltz

踊りましょう
踊りましょう
ワルツに すべてをあずけて
踊りましょう
踊りましょう
Bye bye by Waltz


12.いちごジャムの作り方教えます

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

自分で作った方が
ジャム ジャム
おいしいはずだわ
ジャム ジャム
慣れた手つきで エプロン
早起きして 作るの
朝摘み一番
フレッシュ いちご

いじわるあなたのため
ジャム ジャム
モヤ モヤ 気分で今日も
ジャム ジャム
2/3のお砂糖
不満なこと バラバラ
いちごに振りかけ
一晩閉じ込める

おいちご 500g
お砂糖 400g
甘いキッスを3回して
レモン2カケラと
愛をひとさじ

ほうろうのお鍋に入れて
ジャム ジャム
中火でゴトゴト 40分
ジャム ジャム
いとしい人はあなた
にくい人もあなた
想いをこめて
じゃんじゃん作ります

おいちご 500g
お砂糖 400g
甘いキッスを3回して
レモン2カケラと
愛をひとさじ

ほうろうのお鍋に入れて
ジャム ジャム
中火でゴトゴト 40分
ジャム ジャム
いとしい人はあなた
にくい人もあなた
想いをこめて
ジャム ジャム ジャム
リボンをかけて
ジャム ジャム プレゼント
リボンをかけて
ジャム ジャム プレゼント


13.ラスト・チャンス

作詞:中村行延
作曲:堀内孝雄

これが最後のチャンス
あなたにとって
これが最後のチャンス
私をひきとめる

もういやなの あなたの浮気ぐせ
遊び上手な あなたの事は
何も知らない 私なんて
数ある恋の 一つなんて
きっと今頃 誰かの部屋から
電話してくるに きまっているわ
愛にピリオド うつつもり
今夜 帰って来なければ

これが最後のチャンス
あなたにとって
これが最後のチャンス
私をひきとめる

私の心は ガラスばりの部屋
あなたは手の内 知りつくしてるのね
裏をかこうと するけれど
いいように あなたの腕の中
このゲームも あなたの勝ちみたいね
私のこまは あなたの色に
変わってしまったの でも最後の
一角(ひとすみ)は 残してくれたのね

これが最後のチャンス
私にとって
これが最後のチャンス
あなたに勝つための

これが最後のチャンス
私にとって
これが最後のチャンス
あなたに勝つための


14.アデュー

作詞:庄野真代
作曲:庄野真代

あの日 待ちつづけてたの
ほんとよ しずむ夕陽の中
まさか同じこの街で あなたと
出逢うなんて不思議ね

若くはないわ もう昔のように
心が揺れても きっととびこめはしない
そうよ 違う人生を夢みた
二人だから哀しい

熱い 言葉もなく今
私は告げる さよならアデュー
そっとさしだすその手の ぬくもり
あなただったあの日の

わかっているわ だから
何も言わないで このまま見送るわ
あなたの後姿
深いさみしさに負けて あなたを
忘れたんじゃないのよ

若くはないわ でも昔のように
抱きしめられたら
すべてを捨てた きっと
あの日 待ちつづけてたの
ほんとよ しずむ夕陽の中


15.中央フリー・ウェイ

作詞:荒井由実
作曲:荒井由実

中央フリー・ウェイ
調布基地を追い越し 山に向ってゆけば
黄昏が フロント・グラスを染めて広がる
中央フリー・ウェイ
片手で持つハンドル 片手で肩を抱いて
愛してるって 言ってもきこえない
風が強くて

町の灯が やがてまたたきだす
二人して 流星になったみたい

中央フリー・ウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道は まるで滑走路 夜空に続く

中央フリー・ウェイ
初めて会った頃は 毎日ドライブしたのに
この頃は ちょっと冷いね
送りもせずに

町の灯が やがてまたたきだす
二人して 流星になったみたい

中央フリー・ウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道は まるで滑走路 夜空に続く
夜空に続く 夜空に続く………